第壱話 見積もり、襲来

変化を愛せよ!
見積もり、やってますか?

アジャイル、やってますか?


さて、今回紹介したいのは「プランニングポーカー」です。
これはカードゲームのように見えますが、実際にはプロジェクトにおけるタスクの大きさを見積もるために必要なツールです。

これって、どうやって使っていくんでしょう?
簡単に言えば、一つのタスクを元にして相対値によって「みんなでそのタスクの大きさを見積もる」そういうツールです。
では、なぜこんなことをするんでしょう?


何故かといえば、人は簡単に見積もりを誤ります。
このタスクなら3日で出来るな、と思って、
「3日でできるよ」って言った経験ないでしょうか?


でも、ちょっとしたバグがとれなかったり、タスクの割り込みが入って……できんかった!
できたとしても、1週間とかかかった経験とか誰しもお持ちだと思います。
簡単に言えば「見積もりは経験を持ってしても難しい」と言えるでしょう。


それは何故か、というと「最初にリスクを洗い出せていないから」に他なりません。
このプランニングポーカーを使う事で、こうしたリスクの洗い出しがずっと容易になります。
どうしてかといえば、「他人と見積もりが大きく異なることがあるならば、それは見積もれていない何かが存在する」ためです。
この見積もりを繰り返すことで見積もりの精度を高めていく、それが「真の見積もり」です。


さて、最初に述べた「変化を愛せよ」の元ネタはXPの「変化を抱擁せよ(Embrace Change)」です。
ゲーム開発、サービス開発は本当に変化がつきものです。
試行錯誤の積み重ねによる研鑽こそが真に面白いものを作り出すためです。


そんな中で、苦労することは「決定する」ということです。
ここに関して「できる」と断言し、かつ実行することは勇気と努力を必要とすることです。
不確実なものに対し「できる」と宣言してしまうことは大きなリスクでもあり、
失敗した際に大きな無駄を生む原因でもあります。


そんなときに力になってくれるのが、仲間とアジャイル開発です。
何故なら、正しい見積もりができることによって、
大幅な軌道修正をすることなく、失敗したとしてもリスクを最小限に抑えられるからです。


よかったら俺たちとアジャイルしませんか?